8月のピークが嘘のように新型コロナ検査陽性者数(感染者数ど同じ意味ではありません)は本稿を執筆している10月27日時点で東京都は36人で前週の同曜日にくらべて5人減少しています。この状態が維持できるのか、再び第6波が来るのか誰にも正確な予測ができません。しかし、旅行を考えても良い時だと思われます。コロナが一時落ち着いているときの旅行計画はどうたてるのが賢いのでしょうか?
GoTo Travelはどうなるのか?
現在停止中のGoTo Travelはどうなるのでしょうか?
10月27日時点では前回と同じ様にするのかルールを変える(システムを変更する)のかなども含めてまだ政治決定がなされていません。GoTo Travelの事務局は旅行会社などからの出向での要員手配を完了しいつでも事務を再開できる状況にあるそうですが、肝心の政治決定がなされないのでどうにもならないのです。
航空・旅行アナリストの鳥海高太朗氏によれば、再開はおそらく年明け以降ではないかということです(情報10月27日放送 ニッポン放送 「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演された鳥海氏のトークより)。
実際のところどうなるか不明ですが、年内再開は厳しそうです。
今の所、年明け以降1月下旬とか2月あたりに使えるようになることを前提に、どうすれば賢く手配できるかを考えてみましょう。
キャンセルがありうる事を前提に予約する
第6波はあってほしくはないですが、程度の差は全く想像がつきませんがとにかく第6波は来るでしょう。いや、来ることを覚悟して計画しましょう。
予約はGoTo発表前に済ませる
GoToが発表された途端にまず間違いなくホテルや旅館の価格はガーン!と跳ね上がるでしょう。
今なら、特に2月あたりの平日はかなり割安で取れるはずです。
GoToトラベルは旅行後に割引分の還付申請ができる。
正直言って手続きはちょっとだけ面倒です。前回のGoToでは以下のようなものが必要になりました。
・事後還付申請書(様式第 1 号)
https://www.resorttrust.co.jp/goto-travel/application/
・支払内訳がわかる書類(支払内訳が記載された領収証、支払内訳書等)※ホテルにて発行
・宿泊証明書(氏名、宿泊日、宿泊人数などの情報が記載されているもの)※ホテルにて発行
・口座確認書(旅行者用)(様式第2号)
・口座情報が確認できる書類(通帳の写し、キャッシュカードの写し等)
・住所が確認できる書類(免許証の写し、健康保険証の写し等)
・同行者居住地証明書(様式第21号)
様式第1号、様式第2号、様式第21号というと仰々しいですが、それぞれリンク先からPDFをダウンロードして記入するだけです。たとえば様式第2号の口座確認書といっても銀行へ出向いて銀行の証明印をもらうようなものではなく、自分の口座情報を書くだけです。
「支払内訳がわかる書類」「宿泊証明書」というをもらうのを忘れてはいけません。
支払い内訳がわからないといけないので、ご宿泊代30,000円とだけ書かれたものではだめで、明細がかかれた領収証でないといけません。
まっとうなホテルだと領収書の中に「支払内訳がわかる書類」「宿泊証明書」に必要な内容が書かれているはずなので大丈夫だと思いますが、予約時に確認しておくのがベストです。
上記の様式を持参してホテル側に書いて捺印してもらうのも手です。
事後の還付申請でありがちなのが、朝食・夕食付きで一泊税込み2万円という場合は、2万円がGoTo トラベルの対象になりますが、素泊まり1万5千円で現地で5千円追加して朝食と夕食をつけた場合は追加分は対象外になること。
交通費も同様で、交通費と宿泊費食事がパッケージになったものは全体が割引対象ですが、自分で別途お金を払って新幹線に乗った場合などはその部分は対象にはなりません。
もしGoToが運良く復活したら使うつもりなら、コミコミのパッケージを選ぶのも手です。
キャンセル無料の宿を選ぶ(無料の条件には注意せよ)
そうはいっても2月にかなりの第6波がきて再び緊急事態宣言やまん延防止等措置が発出されるかもしれません。
やはりキャンセル無料の宿を選びましょう。
キャンセル無料は条件に注意が必要です。無料といっても1週間前までのキャンセルのみ無料でそれ以降は100%なんてえげつない無料もありますし、一方で当日午前零時まで(つまり前日まで)であれば無料という素晴らしい宿もあります。
他の条件につられてついキャンセル無料の確認を忘れてしまい、「返金不可」なんてプランだったりしたら泣くに泣けません。
事前決済は避ける
キャンセルのことなどもありますし、GoTo適用が簡単になる可能性があるのは当日現地決済です。
事前決済にすると冒頭に書いたような払い戻し方式しか選択の余地がなくなります。
予約時にはどんなに好条件でも事前決済は避けましょう。
予約時に予約を保証する(裏を返せばキャンセル料が発生した時にとりっぱぐれないようにする)ためにカード情報を入れる場合があります。
カード情報を入れるときには、それが事前決済なのか単に予約保証のためだけでその場で決済されるわけではないことを確認しましょう。
飛行機は払い戻し条件を確認
不幸にして第6波が訪れて緊急事態宣言やまん延防止等措置が発出された場合、JALやANAといった大手航空会社では、キャンセル無料とか変更無料(ただし差額が発生する場合は不足なら支払いが必要になります)措置が運賃種別によらず適用されるようになるでしょう。
ただしLCCでは返金ではなく、バウチャーの発行(つまりそのLCCでしか使えない金券みたいなもの)になることが多いようですのでご注意ください。
旅を楽しもう
筆者などは海外も…と思うわけですが、まあ、あと1年位は無理、多分2023年くらいから普通に可能にあんるのではと思っています。
それまでは日本を楽しみましょう。
GoToトラベル復活は最速年明け以降ではないかと推測される。
GoToトラベルが発表されると宿の価格が跳ね上がるので、予約はそれまでにすませる。特に還暦過ぎて時間が自由になる人は絶対平日!
GoToトラベルは旅行後であっても還付申告ができる。それにそなえて「支払内訳がわかる書類」「宿泊証明書」が出してもらえることを予約時に確認する。
宿は事前決済の宿ではなく、当日現地決済の宿にする。