3年連用日記を始めよう

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3年連用とか5年連用日記なるものを書店・文房具店で見たことありますよね?一度は手にとった方も多いでしょう。筆者も晴れて雇用される身分から離れるのをきっかけに3年連用日記を始めてみました。

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記録と日記の違い

「日記」=「夏休みの宿題の絵日記」という連想になってしまう日本人のいかに多いことか!(チコちゃん風)。

実際に多いかどうかしりませんが、日記を書き始めたのはいいけど一週間とか一ヶ月もすると書くことがなくなり、それこそ小学生の日記のように「今日のランチは吉野家で牛丼、税込み426円、高くなったなぁ!」の一行だけになったりして(笑)。

筆者は記録と日記は分けています。
・記録→Evernote
・日記→紙の日記帳

記録は後から検索して活用するデータの集合体となるため、検索できない記録方法では意味がない。

記録

記録は後から検索したり再利用したりするため、事実を書き留めることに徹しています。


先の例の「今日のランチは吉野家で牛丼、税込み426円、高くなったなぁ!」では、「ランチは吉野家成田国際空港第2本館店で並盛428円」ということだけを書くわけです。

余談ですが、知る人は意外に少ないかもというのが成田空港の吉野家。第2ターミナル(JAL側)の一般エリア2Fにあります。

臨時休業オンパレードの成田空港ですが、今でも営業はしているようです。

ちなみに記録を検索すると、利用したのは2019年6月のある日(記録上はちゃんと日付もあります)の夕方でJALのJGC修行の真っ最中。一日で羽田→中部→成田→中部→羽田と4回搭乗(4レグといいます)したときの成田での早めの夕食。

と、こんなふうにEvernoteを検索すればすぐに出てくるわけでして、その時のレシートもスマホでスキャンして取り込んでいるので「ねぎ塩鶏丼 並盛 530円と豚汁200円」というのがわかります。

思いついて、記録を検索して食べたものと価格や日付を特定し、このねぎ塩鶏の写真を引っ張り出すまでに2分もかかっていません。


閑話休題。

記録はデータとして後から検索したり再利用できなくては意味がないので、

  • 検索機能に優れている
  • どこからでも、どの端末・PCでも、いつでも、すぐに記録できる
  • 必要ならば画像も一緒に記録できる

ことが重要だと思っています。

これを叶えてくれるシステムは今の所Evernote以外にはありません。もちろん有償サービスを使用しています。

最高のメモアプリ – Evernote で大切なノートを整理 (https://evernote.com/)

日記

日記は記録的な側面もありますが、もっとマインドに近い部分、気持ちを吐露した部分であり見られると恥ずかしい部分がかなりあるでしょう。

先の吉野家牛丼で言えば、たとえばこんなふうに書くかもしれません。

「JGC修行の本日3レグ目。これから中部へ行ってとんぼ返りで羽田に戻る。夕食を取る時間がないので成田で食べようと思うがどこも高い。うろうろしていると2F(第2ターミナル)に吉野家を発見。人通りが少ない場所にありこれは穴場かも。入ってみると普通に吉野家であるが空いている。経営大丈夫か?メニューは牛丼から狙いをそらせてねぎ塩鶏丼にする。吉野家で牛丼以外を食べるのは実は初めてかもしれない。意外といっては失礼だが美味い。別添えで頼んだ豚汁も具が多くて美味しかった。成田の第2ターミナルの一般エリアで安くて美味いものを食べられるのはひょっとしてここだけかも?」

といった具合です。

内容はともかくいかにも日記的じゃないですかね?(笑)。

これは「成田空港第2ターミナルの吉野家でねぎ塩鶏丼と豚汁を食べた」という事実は当然含んでいるわけですが、なぜそこで食べたのかとか感想とかも入れ込むわけです。

こうしたことをつらつら書くのは電子でもいいですが、やはり1日の終わりにペンを走らせたいものです。

なので紙の日記帳。

3年連用日記を思い立つ

筆者も長年の「雇用される身分」から開放される日が近づいています。

言い換えれば、企業の肩書がなくなるわけです。

就職、結婚、人により離婚もあるかも、に次ぐイベントなのが定年退職あるいはその後の再雇用満了でしょう。

自分の葬式の前の自分にとっての最大イベントでもあるので、それを控えてこのブログを始めたわけであります。

そんなこともあって記録ではなく日記のほうのスタイルを変えてみようと思い立ちました。

日記帳は今年はこれを使い始めました。

日記帳としての手帳の使い方 (MARK’S A6版) │ 旅路の部屋 (aichanworld.com)

最初から3年連用日記にすればよかったのですが、まだ2月ですから路線変更です。

年をとると体感の1年の長さが短いですよね。

筆者の持論は「体感するときの流れの速さは、年齢の自乗に反比例する」というものです(苦笑)。

そういう年齢になって、去年の今日は何をしていたのか?何を考えていたのか?とか振りかえることができるのも楽しいかなと思うわけです。

選んだのは日本能率協会マネジメントセンター(JMAM)

筆者が選んだのは日本能率協会マネジメントセンターのものです。

PAGEM デライト 3年連用

5年というのもありますが、5年はさすがにちょっと長いかなと思いました。

3年使うので綴じの丈夫さや紙質も重要です。

背表紙もあってもはや書籍の雰囲気。

ぶ、分厚い!

お値段は1年につき税込み1,000円とちょっと(笑)。

3年分のカレンダー。祝日はかわっちゃうかもしれませんが一覧できるのは結構便利。

この月間予定表があるのは、さすが日本能率協会マネジメントセンターです。

博文館日記とか有名で売れ筋のようですが、こちらはさすがにビジネス手帳を多種だしているだけあります。

この月間予定は「予定」ではなく「記録」の側面として使うと良いと思います。

旅行やイベントの日付記録です。

記入ページはまあ普通。

手帳は星の数ほどありますが3年連用日記になると限られてくるので、大きな文房具店などでゆっくり選ぶと良いと思います。

  • 日付入り(曜日・祝日対応)
  • 日付入り(曜日・日付なし)
  • 日付なし(いつからでもかける)

の3タイプがあります。

どれでも好みで良いとは思いますが、筆者的には「日付入り(曜日・祝日対応)」が良いと思います。

「日付なし(いつからでもかける)」だと、いつからでも、飛ばしても気にならないので、ついつい1月10日の次に1月20日なったりします。

普通の日記にならそれでも良いですが、連用ですと翌年1月11日を書きたいときに困ります。

さりてずーっと日付を記入するのは面倒なのでやめたほうが良いです。

カレンダー対応かどうかはどちらでもいいですが日付が印刷されているものを強くおすすめします。

まとめ

記録と日記は別物。記録は後日検索するためのデータでありEvernoteなどが望ましい。日記はつらつらとゆっくり書きたいので紙が良い。

何かの転機でただの日記から3年連用日記に転換してはどうだろうか。

3年連用日記は日付なしではなく日付入りを強く推奨。