還暦を超えると何らかの医薬品(処方薬)やサプリメントを服用している方は多いと思います。旅行の時や大規模災害の時の予備は大丈夫ですか?市販薬は何とかなりますが、処方薬はどうにもなりませんので普段からの対策が必要です。
常用薬の予備の必要性
大病院で予約診察のところなどだと、薬の処方は次回来院日までをきっちり出してくれるところが多いと思います。
それに対して月に一度程度行くかかりつけ医、つまり街のクリニックであれば、本来は来週行く予定だが都合があって今週行くといったこともあります。しかし多くの場合処方は28日分とか30日分で固定ですし、あるいは次は来られないのでその翌週にするから1週間分薬を余分に処方してほしいといえば素直に処方してくれるでしょう。
前者のようなところで処方してもらう常用薬はなかなか予備の薬というができませんが、後者の場合はいつのまにか数日分どころか1ヶ月を超える分の予備がストックされたりします。
単純計算、30日分処方で4週に一度きっちりくと毎月2日分は予備ができ一年でほぼ1ヶ月分の予備ができる環状になります。
辛坊治郎氏がラジオでおっしゃっていたのですが、太平洋横断にあたり高血圧の薬を事情を話して無理をお願いして多く出してもらったそうです。しかし、どこで計算を間違えたかあるいは復路も帆走にしたからなのか、とにかく降圧剤が帰国ギリギリだったそうです。本来の飲み方をすると全然足りないので、量を減らしたりして凌いだそうですが、帰国後やはり血圧はあがっていたとか。
パンピーは太平洋横断とは無縁ですが、特に降圧剤など欠かせない薬はやはり予備がないとこまりますし、臓器移植をされた方の免疫抑制剤などは即命に関わりますので、災害にそなえた予備は絶対必要ですよね。
旅の場合
筆者は旅の場合、1日分ないし2日分は余分に持つようにしています。
これは何か予期せぬことが起こって(飛行機の欠航とか)延泊を余儀なくされることがありうるのでその対策です。
しかし、全ての常用薬やサプリメントが必ず予備が必要なわけでもなく、サプリメントはまあなくてもすぐに何か起こるわけではないし、飲んだほうがベター(アトピーに対してのい抗ヒスタミン剤とか)であるが降圧剤のように必須というわけでもない。あ、ちなみに、筆者の血圧は110前後/70前後と極めて正常です。
服用しないとまずい薬は予備を多めに持ちます。
非常時の備えが重要
問題はこちらです。
それも大病院で毎回きっちり日数分の処方をもらうところ。
これについてはやはり主治医と相談して、非常の備えをどうするかを考えるべきです。
災害対策の中に常用薬(処方薬)を考えるのをお忘れなく!