当ブログはメインブログ「旅路の部屋」とは異なりサブタイトルのとおり還暦という言葉が頭にちらついてくる50歳前後あるいはそれ以上の方を念頭に置いて記事を書いております。ですのでスマートフォンについても「旅路の部屋」のようにガジェットヲタクみたいな記事を避け、筆者の周囲にいるアラフィフ以上の方の様子を観察して平均的なレベルで書くようにしています。まだまだガラケーの人もいるようですので、今回はスマホに乗り換えるときのポイントの話です。
(お詫び:予告ではセキュリティの続きでしたが、ちょっと難しくなってしまいますので予定を変更しました)
3Gがなくなるとガラケーは使えなくなるのか?
キャリア(docomoやau、SoftBank)の店頭で予約をとって相談にいくと、「3Gはサービス終了しますのでスマホをおすすめしています」とか言われるかもしれません。
でも、ちょっと待ってください。
それって本当かな?
通信方式
小むづかしいことは省きますが、3G=ガラケーではありません。
いわゆるガラケー全盛時代は電話機の性能も低く通信量も今と比べると非常に少ないので、通信速度が比較的遅い3Gでの通信でも全く問題ありませんでした。このことが頭に残っていて3G=ガラケーという誤った脳内等式が出来上がっているのかもしれません。
技術が進歩し高性能なスマートフォンが当たり前になり、通信量も飛躍的に増大し3Gという古い方式ではとてもじゃないですが通信量をまかないきれないため、高速大容量通信ができる4G(LTE)という方式が主流になりました。
4G(LTE)のガラケー
4G(LTE)のガラケーというのはあるのでしょうか?
「あります。」
現在各キャリアから販売されているガラケー(「ケータイ」という名称で商品として販売されています)は全て4G(LTE)対応です。
ほとんどが京セラ製のもので、あとは一部がシャープから富士通となり、展開機種数も非常に少なく選択の余地がない感じです。
docomo
- arrows ケータイ F-03L (富士通)
- AQUOS ケータイ SH-02L(シャープ)
- カードケータイ KY-01L(京セラ)
au
- G’zOne TYPE-XX(京セラ)
- GRATINA KYF42(京セラ)
- かんたんケータイ KYF41(京セラ)
- GRATINA KYF39(京セラ)
- INFOBAR xv(京セラ)
- かんたんケータイ KYF38(京セラ)
- MARVERA KYF35(京セラ)
SoftBank
- DIGNO ケータイ3(京セラ)
- AQUOS ケータイ3(シャープ)
- かんたん携帯10(シャープ)
4G(LTE)ケータイで出来ること
スマートフォン全盛の現在では出来ることは極めて限られています。
ここまではどのキャリアのどの機種でも対応しています。
ケータイ自身の機能としてカレンダーなどを持っているものもありますが、スマートフォンのカレンダーアプリのようにGoogleカレンダーと同期したりはできません。
昔はケータイ向けのWebサイトなども結構ありましたが、今は殆ど消え失せており実用上Webサイトでの情報収集は不可能だと思って間違いありません。
こういう人限定となります。
スマートフォン
4G(LTE)モデルか5G対応モデルか?
筆者はGalaxy S21 Ultra 5GというAndroidの5G対応スマートフォンを一月ほど前に買い替えて使っており都心に近くに勤務しています。
通勤経路途中でたまに[5G]通信になることがありますが、次の瞬間[4G]にもどります。
今の所5Gの高速通信の恩恵に預かったことは一度もありません。
ただしiPhoneについてはiPhone 12シリーズ(iPhone 12 mini/iPhone 12/iPhone 12 Pro/iPhone 12 Pro Max)は5G対応でそれ以前のものは4G[LTE]のみとなります。
iPhoneかAndroidか?
この記事をお読みになっている貴方が、もしスマートフォンには明るくないようであれば、販売店やキャリアのショップであれこれ言われるよりも、何かこだわる理由がない限り以下の視点で決めるべきです。
例えばお子さんと同居で、お子さんがスマートフォンに詳しく(中の特定アプリに詳しいのではなく、こうしたIT系に強いという意味)、そのお子さんが使っているスマートフォンがAndroidならば貴方はAndroidを選んだほうが良いし、お子さんがiPhone使いであればiPhoneを選ぶべきです。
使っている誰でも必ずトラブルに遭遇します。
社会人になってからずっとITの世界で生きシステム開発なども行ってきた筆者は、現在個人ではAndroidとiPhone、iPadやChromebook、Windows PC(ノート)やMacBook Airを財布の許す範囲で買い替えながらいろいろ使っている筆者でもまれに難解なトラブルに見舞われます。
そんなときに自分で解決できれば良いですが、そうではない場合のほうが多いでしょう。
これはスマートフォンに詳しくないと、程度の悪い(見かけは綺麗でも)中古品を掴まされたり、バッテリーが弱っていたりすることがあるからです。
中古を買うくらいなら、新品の一世代前くらいをかったほうが遥かに良いです。
今回のまとめ
3G=ガラケーではなく、4Gのガラケーも現役で販売されている。
4Gガラケーでも出来ることは電話・SMS・キャリアメールくらいであり、アプリの使用やSNSは使えない。
選べるなら価格が少しでも安い4Gで今は十分。
AndroidかiPhoneかは同居人の中で最もスマートフォンに詳しい人と同じタイプを選ぶべし。
次回
次回はスマートフォン選びについて、もう少し詳しく見てみましょう。