スマホの基本:LINEを安全に使う方法を指南します

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日本ではスマホと切っても切れないがLINEですね。筆者の家族も全員LINEを使っていますし、読者の皆様もおそらくLINEをお使いでしょう。非常に便利なツールですが、一方で迷惑トーク・迷惑LINE電話に悩まされている人が多いのも事実です。

今回は、迷惑トークや迷惑LINE電話に悩まないLINEセキュリティの基本の話です。むづかしいことは書きませんのでぜひご一読ください。

LINEに登録して良いのは実社会の顔見知りだけ

基本的な考え方だと思いますが、LINEはあくまで実社会でのリアルなコミュニケーションの補助として使うべきだからです。

Twitterは誰でも匿名でアカウント登録できますが、LINEはスマートフォンの電話番号とアカウントが1対1で結びついています。

実世界でいろいろな申込書やビジネスのやりとりを別にすれば、自分のスマートフォンの電話番号を不特定の赤の他人に吹聴する人はいないと思いますし、仮に見知らぬ人からわけわからない電話がかかってきたらそれは所謂「迷惑電話」です。

LINE友達は実社会でのリアルコミュニケーションの補助手段であり、顔見知りの人だけに留める。

やってはいけないLINE設定

考え方に差はあると思いますが、前述の「友だち登録するのは顔見知りの人だけ」を前提にすると絶対にやってはいけない設定というのがあります。

大原則:
LINEに登録するのは必要最低限にする。

プロフィール

[LINEアプリ] > [右上の歯車] > [プロフィール]

  1. 「ID」は登録しない(登録しなくてもLINEを使えます)
  2. 「IDによる友達追加を許可する」はチェックしない(勝手にともだち追加させない)
  3. 「誕生日」は登録しない(余計な情報は一切入れない)
  4. 「フォロー情報を公開」はチェックしない(余計な情報は公開しない)

アカウント

[LINEアプリ] > [右上の歯車] > [アカウント]

  1. 「メールアドレス」は登録しない(登録しなくても使えます)
  2. 「ログイン許可」はオンにしません(PCやiPad版LINEで使えないように)
  3. 「パスワードでログイン」はオンにしません

友達

[LINEアプリ] > [右上の歯車] > [友だち]

設定画面を少しスクロールすると中程の「基本設定」のブックの中に「友だち」があります。

  1. 「友だち自動追加」はチェックしません
  2. 「友だちへの追加の許可」はチェックしません

友だち自動追加

スマートフォンの連絡先(アドレス帳)に登録されている相手が、勝手にLINEの友だちに追加されてしまいます。

「友だち自動追加」で登録された相手のLINEの「知り合いかも?」の一覧にあなたが表示されてしまいます。

仕事でのオフィシャルな付き合いの人とか、かかりつけのお医者様とか上司とか取引先とか本来LINEには入れないほうが好ましい人まで勝手に友だち登録されてしまいます。

友だちへの追加の許可

これが一番わかりにくいのですが「友だちへの追加の許可」をオンにしておくと「自分の電話番号を連絡先に登録している人は皆LINE友だちウエルカムだよん」ということになります。悪意があろうがなかろうが関係ありません。

例えばAさんがあなたの電話番号をスマホに登録しておくとしましょう。そしてAさんが自分のスマホのLINEで「友だち自動追加」をオンにしている場合、AさんのLINEの友だちにあなたが自動登録されてしまいます。

それだけではなく、電話番号による友だち検索・追加機能の対象にもなってしまいます。

LINEでは「友だちへの追加の許可」がオフの場合は電話番号による検索ができないようになっています。

この章のまとめ

上記3節の注意点を厳守すれば、窮屈ではありますが心当たりのないメッセージやLINE電話が来たりする可能性は非常に少なくなります。

安全な友だち追加

リアルな知り合いでface-to-faceでのやり取りも出来る人を登録すべしというのがLINEを安全に使うポイントです。

リアルな知り合いとどうやってLINE友だちになるのでしょう?

QRコード利用(face-to-faceの場)

[LINEアプリ] > [右上の歯車] > [プロフィール] > [QRコード]

筆者一番のおすすめ方法です。

前出の「プロフィール」の説明のところの「IDによる友達追加を許可する」の下に「QRコード」というのがあります。

こちらはこのQRコードを相手に示し、相手は同じ画面で下側にある「QRコードをスキャン」で読み取ると友達関係成立です。

上記で説明したように、IDはそもそも付与していませんからID検索は不可能ですし、電話番号検索でもできません。

すでに情報がばらまかれた場合

この場合完全な対策は難しいですが、対策はあります。

  1. 一旦LINEアカウントを削除する
  2. LINEアプリも削除する
  3. 再度LINEアプリを入れて本稿冒頭の注意から初めて再設定

もちろん、LINE友だちに残したい相手には事情を説明して、カクカクシカジカで大変困っているので一旦アカウント削除するので、それから前述のQRコードかSMS/メールで招待を送るからと伝えましょう。

グループにも再度加入が必要ですので、グループの誰かに招待してもらわないといけませんのでお忘れなく。

SMSかメールで招待する

相手と直接目の前で話ができるなら前述のQRコードが一番安全です。

よく知った友人だが、すぐに会えないけどLINE友だちになりたいとかグループに招待したい場合などは、これを使います。

メールであれば、QRコードの画像ファイルが添付されますのでそれをPCなどに表示してスマホでスキャンしてもらうか、メール内にURLが記載されていますのでそれをタップすると友だち登録されます。

この章のまとめ

安全に友だち追加は「QRコード」(相手が目の前にいる場合)か「SMS/メール」(相手が目の前には居ない場合)が安全で推奨できる方法です。

まとめ

もはや友人や家族との連絡に欠かせないLINEですが、迷惑メッセージや迷惑LINE電話をうけないために、自分の情報が不用意に第三者に流れたりしないためには、初期設定から注意が必要です。

次回予告

次回はスマホの基本第2段として、スマホを安全に使うための基本について簡単にわかりやすく説明する予定です。

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