スマホの基本:初めてのAndroid選びは難しい

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iPhone選びは簡単

iPhone選びについては前々回前回である程度詳しく紹介しました。

iPhoneの場合話は簡単でどれを選んでもそんなにめちゃくちゃ後悔することはないはずです。

iPhoneはシリーズ単位でCPUの性能は同じ(iPhone 12シリーズならばA14 BionicというCPUチップでそこはiPhone 12 miniでもiPhone 12 Pro Maxでも同じ)なので、安いのを買って遅くて参った!ということはありません。

それどころか最後のTouch ID(指紋認証)機種であるiPhone 8は中古市場ではかなり人気があるといいます。やはりコロナ禍でのマスク常用ではFace IDより便利であるのは間違いありません。

iPhone 12 mini画面解像度はiPhone 8よりずっと高いが、大きさはiPhone 8より一回り小さく、重さも15g軽い。
iPhone 12標準的なiPhone。iPhone 12 miniだと小さすぎる方に好適。
iPhone 12 ProiPhone 12からカメラ性能アップ。
iPhone 12 Pro MaxiPhone 12シリーズで最高のカメラ性能だがデカイ!
表は左右にスクロールできます

平たく言えば、画面解像度、大きさ、重さ、カメラ性能でモデルが違っているだけと思えばいいでしょう。

もちろん大きくなるとそれだけ大容量バッテリーを積めますのでバッテリー駆動時間はある程度大きさに比例するのはやむを得ないところです。

ポイントはiPhone 12 Pro Maxだから最高に速く、iPhone 12 miniはまあまあの速度でやんすってなことがないところです。

Android選びは難しい

その点Android選びは相当難しいというかバリエーションがありすぎて、価格も2万円台から十数万円台までピンキリです。当然性能的にピンピンのキリキリ。

機能もメーカー毎に個性がある他、モデルにより相当差があり設定や使い方も同じAndroidですから基本は同じでも細かいところなどは結構違いがあって、Androidでも2年くらいしてメーカーも違うものを買うと、かなり設定に戸惑います。

スマートフォンを始めて使うときに必要なのは周囲のヘルプだと思います。

そのときにiPhoneならばモデルが違っても世代が違っても基本的にはほぼ同じ使い方なので、iPhone使いの家族などに聞けば教えてもらえるところは多数あると思います。

Androidはそのバリエーションの多さから周囲から的確なアドバイスやヘルプを得られる場合は多くなく、かなりの自助努力が必要になるというのが正直なところです。

家族や親しい友人にAndroid使いが誰もおらず、ご自身もIT系の話はさっぱり、となるとヘルプを求める先がなくなります。

リアル店舗のほうでも、Apple Store(実店舗)のジーニアスバーのようなところはありません。

ショップによっては無料でスマホ教室なんてのをやっているショップもありますが、あまり期待はできません。

Androidスマートフォンを選ぶ際には、よく知っている方のアドバイスをもらうことを強くお勧めします。できればあなたのITスキルレベルをよく知っている方が望ましいです。

Androidスマホを選ぶポイント

Androidスマホを選ぶポイントはたくさんありますが、なんせピンピンキリキリから選びますので難しい。

キャリアモデルかSIMフリーか

iPhoneの場合はApple StoreのSIMフリーモデルでも、キャリアのショップやオンラインストア・Apple Storeでキャリア契約付きで買ったものでも、同じモデルなら皆同じです。

しかし、Androidは違います。

SIMフリーモデルにはおサイフケータイ付きは少ない
SIMフリーモデルにはキャリアショップ等でのサポートがない
SIMフリーモデルを使うのは自己責任

そんなことがありますので、シニアに限らずスマホ初心者でAndroidを望む方はキャリアモデルをおすすめします。

キャリアモデルを選ぶことで選択肢はかなり絞られますので、それだけでも相当楽になります。

性能と予算は露骨に比例する

iPhoneであれば同じiPhone 12シリーズであればCPUは同じで基本性能は同じだと書きました。

しかしAndroidは値段と性能(処理の速さやカメラ性能)は想像以上に価格に依存します。

安いモデルを買ってそんなもんだろうと思って納得して使っていても、他人のスイスイ動くより高性能なAndroidスマートフォンを見たり、ショップで最新の高性能モデルに触ったりすると….あれれ、一気に今使っているスマホが色褪せて見えるかもしれません。

それくらい露骨に性能差があるということを知っておいておください。

CPUのグレードで選ぶ

ざっくりと性能に見当をつけるにはCPUのシリーズを見るのが良いのです。

Snapdragon 800番台ハイエンドモデル。高性能であるが価格も10万円を超えるのは確実
Snapdragon 700番台スタンダードモデル。価格と性能バランスが良い。大体7万円クラス。
Snapdragon 600番台700番台のスタンダードモデルよりは速度面で落ちる。数万円前後。
Snapdragon 400番台一般向けには低性能すぎるので、らくらくスマホなどに多い。一般のユーザーにはお勧めできない、やめた方が良い。
表は左右にスクロールできます

現在は機種の品揃えが多いのは、Snapdragon 700番台のCPUを搭載したモデルが手頃だと思います。

docomoであればこんな条件を満たしたモデル。

Snapdragon 700番台のCPU
バッテリーは4,000mAh以上
メモリ128GB以上
おサイフケータイ(Felica)対応
5G対応

ちょっと贅沢かもしれませんが、筆者のようなガジェットヲタクでない限り一回買ったスマホは2年くらいは使うと思いますので、そこそこの基本性能は必要です。

ここで妥協すると安物買いの銭失いになります。

docomoであれば以下のようなモデル(過去一年以内の発売)になります。

Galaxy A52 5G SC-53B
LG VELVET L-52A docomo
Galaxy A51 5G SC-54A

選び方のまとめ

AndroidスマートフォンをAndroid始めての人が選ぶポイントをまとめましょう。

SIMフリーはハードルが高いのでキャリアモデルをおすすめ。
Androidは価格と性能は露骨に比例するのでミドルレンジのスタンダードモデルを選ぶ。
CPUで言えばSnapdragon 700番台採用のスマートフォン。
バッテリーは重要なのでできるだけ大容量の4,000mAh以上。
メモリ(ストレージ)は最低128GB。

ここまでは最低限。

おサイフケータイはキャリアモデルを買う限りは基本的に全部ついているはずです。

最初は必要なくてもコロナ禍のおり、タッチ決済も増えてきていますのであれば非常に便利です。カード式Suicaと違って駅以外でもどこでもチャージできます(クレジットカード必須)。

後日談

iPhone選びの記事は簡単なのですがAndroidはどうしようかと思いました。

とにかく機種が多すぎるし、iPhoneと違って同じAndroid OSでも個性がありすぎてできること・できないこと・設定などが皆バラバラ。マニアにはいいですがスマホ初心者素人にはかなりハードルが高いのです。

やはり確実に間違いない選択に近づけるためには、キャリアのお世話にならざるを得ません。

そんなこともあってキャリアモデルでスタンダードレベルの機種を選ぶのが初心者としては一番無難だろうと思いました。

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