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管理職〜完全退職まではソフトランディング
筆者の場合ラッキーだったのは、バリバリ管理職からいきなり再雇用とかいきなり定年になったわけではないということです。
いい感じのソフトランティングでした。
管理職からいきなりの定年再雇用は結構辛いと思います。
仕事の激変、収入の激変のダブルパンチはキツいぞということです。
筆者の場合は、幸運なことに役職定年から定年までの間は担当者として業務に励む期間を挟むことができました。
役職定年〜定年までの期間に、管理職時代は不要であった実務知識のリフレッシュができたわけです。大したことはなさそうですが、もし再雇用を狙うなら必要なことです。
再雇用になってからも週5日から週3日と途中で減っているわけです。
これにより当然給与も減りますが、完全定年後の毎日が日曜日状態への移行期間でもありました。
このように段階を踏んだソフトランディングにより定年再雇用を終えての完全退職でも、いきなりの空虚な時間に埋もれるようなことにはなりませんでした。
会社ロス・仕事ロスとは無縁
筆者の場合、昨日まで一所懸命働いていたのがいきなり仕事がなくなって….ってなことにはなっていません。
その最大の理由は前述通りのソフトランディングだからです。
ソフトランディングの過程において「週の休日数 > 週の仕事日数」になりましたので自分の時間の使い方のパターンが出来上がっていました。
これは絶対ダメでしょう、ボケるための最短コースのような気がします。
筆者は会社人間とは程遠い人間です。
ですから目的(=仕事)喪失にはなり得ません。
高給からいきなり退職の穴
定年(退職)で避けられないのがお金の話。
原理原則としてはギリギリまでできるだけ高い給料をもらった方が得….ですよね。
しかし、短期的には気を付けるべき穴があります。
住民税
これは給与の安い再雇用になったときの最初の最長1年間も同じです。
ただでさえ少ない再雇用の賃金から多額の住民税が天引きされてしまいますので、まるでバイトの給料いみたいになってしまいます。
したがって最長1年ほどは、その分を補填するために預金の取り崩しあるいはDC(確定拠出年金)の取り崩しなどが必要になるのは間違いありません。
1年間ありますので、最低でも数十万円以上の補填が必要になろうかと思います。
健康保険
もう一つ忘れがちなのが健康保険です。
退職後の健康保険は、再就職しなければ在職時の保険の任意継続(最長2年間)か国民健康保険のどちらかです。
任意継続の保険料は今までほぼ半分を会社が負担していた部分を全額自分で面倒を見る(介護保険を含む)ことになります。
そして任意継続の保険料の金額は、在職時最後の給与(正確には標準月額)により決まるのが普通です。
にばーい、にばーい。
ただし、その額には上限が設定されておりそれも健保により異なりますが、最高だと月額数万円程度は覚悟が必要かと思います。
その額次第では国保のほうが安上がりになりますが、国保には家族という考え方がありませんので夫婦であれば二人分の保険料となります。一方任意継続では現役時代とほぼ同じ付加給付や付加サービス(検診など)もありますので、単に保険料の額だけで決めるべきではありません。
筆者はこう過ごす
あくまで現時点の筆者の例であり、半年後には全く違うことを書くかもしれませんが….。
自宅にいる間何をしてのか?
一日中ぼーっとテレビを見ています….んなわけがないでしょう!
はっきり言いますが、ぼーっとテレビを見ている暇はないです。
- 朝は5時過ぎに猫に起こされる(土日関係なし!)。
- 週4日間午前中はスポーツジムでがっつりとトレーニング。
- トレーニングのある日は帰宅し片付けてから昼食を終えると14時をまわる。
- ジムに出かける前と夕方から夜にかけてはブログ(週一更新の当ブログと毎日更新の本家「旅路の部屋」)の記事執筆。デジタルネタの場合はガジェットの検証したり、写真を撮ったりと結構時間がかかる。
- 楽器の練習(EWI、電子ピアノ、バイオリン)→進捗だったので強化しなくては!
- オンラインコミュニケーション(主に友人たちとのfacebook)。
- たまに映画を見る(Netflixは勿体無いので解約、今はAmazon Prime Video)。
- 本を読む。
- 内外のニュースをチェック(ブログネタ探しを兼ねます)。
これ以外に先に書いた通り、用事があって出かけるし、妻とショッピングに都心にでたりデートしたり、写真を撮りに行ったり、年に何度か妻とあるいは一人(金沢)で旅行に行ったりがあります。
これは週3日仕事時代(4年)の期間と最後のひと月の有休消化による休みで構築されたパターンです。
仕事に縛られなくなったので、自分のやりたいこと、妻とやることの予定を組み立てやすくなりました。
今の課題は楽器に取り組む時間を増やすことですねぇ。
いろいろな考え方はあると思いますが、筆者が思うのは次のこと。
まとめ
完全退職しましたが、ソフトランディグの筆者は今のところ思った通りの時間の使い方、目標を持ってそれに向かってすすむところは予定通りとなっています。
段階を踏んでソフトランディングでの退職ができたのはとてもラッキーでした。バリバリ管理職のまま完全退職を迎えていたならば「日がな一日ゴロゴロ族」「俺も俺も族」になっていたかもしれません。
50歳の誕生日を迎えたら、無理でもなんでも是非毎日が日曜日の日々を想像し、そこを楽しく健康に過ごすには何が必要かを描いてみてください。
2年目からは再雇用の安い給料に対しての住民税ですので大分楽になりましたけどね。