前回はiPhoneをの選び方と賢く安く買う方法についてお届けしました。最新機種であればキャリアのオンラインショップや実店舗よりもApple StoreでSIMフリーの最新版を買うのが一番安いと書きました。今回はSIMも含めての選び方となり、iPhone選び方・買い方編の最後です。
Apple Storeで買う理由
前回の記事で書いたとおりですが確認しておきましょう。
例えばiPhone 12 mini 256GBの価格比較は以下の通りでしたね。
一番高いSoftBankオンラインショップとApple Store SIMフリーモデルではなんと16,760円の差があるわけです。
iPhoneというグローバルスタンダードでどこで買っても同じもの(違いはSIMロックがかかっているか否かだけ)をあえて割高のショップで買う必要を感じません。
その上、Apple Storeであれば実店舗(アップルストア銀座など)にはiPhoneのプロ中のプロが相談にのってくれます。iPhoneに関してそこそこしか知らないショップスタッフとアップルストアのサポート担当(ジーニアスといいます)では知識やサポート力には天地の開きがあります。
特にアップルストアの実店舗へ行ける範囲にお住まい・通勤であれば間違いなくファーストチョイスはアップルストアで購入です。
実店舗受け取りにすると最初のセットアップのサポートも希望すればしてくれます。
SIMはどこで買う?
3大キャリアならアップルストア実店舗
これも前回の復習ですが、アップルストア実店舗でもキャリア契約は可能です。
ただしキャリア同様に加入時の審査はあります。
アップルストア実店舗で同時にキャリア契約をすると割引になるのは前回の記事通り。
アップルストアが近くにないならahamoも選択肢
アップルストアが近くにない場合は、Apple Store OnlineでSIMフリーモデルを書い、SIMはahamoなどのキャリアの格安プランを使う手もあります。
ただし、キャリアの格安プランについては筆者の本家ブログ「旅路の部屋」の以下の記事に書いていますが、特に音声通話系のサービスはかなり使えない物が多いので、音声通話メインの人には向いていません。
上記の記事で書いた欠点は支障ないというのであれば、Apple Store OnlineでSIMフリーモデルを書いSIMはahamoなどのキャリアの格安プランを使うのがお得です。
サブブランドがいい!
以前は格安SIMの部類でしたが、今はキャリアのサブブランドとなっているUQ(auのサブブランド)、Y!モバイル(SoftBankのサブブランド)がおすすめです。
筆者は長い間UQを使ってきましたが特段の不満もなく、なにより他の格安SIMと比べてもピーク時の昼休みや夕方でも速度が落ちないですし、全体的にキャリアとほぼ同等の速度が出ます。
Y!モバイルとUQを最新情報で比較してみましょう。
料金には家族割引や一定期間内の割引などは含んでいません。
下の表は左右にスクロールできますので、全部見えていない場合は表下部の水平スクロールバーをご利用ください。
Y!モバイル | UQ | |
プラン | シンプルM | くりこしプランM+5G |
データ容量 | 15GB 1年間は無料で+5GB 1年経過後は+550円 | 15GB 1年間は無料で+5GB 1年経過後は+550円 |
基本料金 | 3,278円 複数回線契約すると2回線目以降はずっと2,090円 | 2,788円 複数回線契約すると2回線目以降はずっと2,238円 |
翌月繰越 | ○ | ○ |
5G対応 | ○ | ○ |
低速モードの速度 | 1Mbps 容量オーバー時のみ | 1Mbps 任意に切替+容量オーバー時 |
通話料金 | 22円/30秒 | 22円/30秒 |
通話オプション | 770円(10分以内) 1,870円(制限なし) | 550円(一月合計60分以内) 770円(10分以内) 1,870円(制限なし) |
留守番電話 | 無料 | 電話きほんパック(V) (440円/月) |
着信転送 | 無料 (転送先への通話料は別途) | 無料 (転送先への通話料は別途) |
迷惑電話着信拒否 | 110円/月 | 電話きほんパック(V) (440円/月) |
割込通話 | 220円/月 | 電話きほんパック(V) (440円/月) |
着信お知らせ | 無料 | 電話きほんパック(V) (440円/月) |
キャリアメール | @yahoo.ne.jp | @uqmobile.jp (220円/月) |
キャリア決済 | ワイモバイルまとめて支払い | auかんたん決済 |
その他 | Yahoo!プレミアム無料 |
上記の表の低速モード(1Mbps)とありますが、これは結構使えます。
UQの低速モードを常用していた経験から言いますと…
・radikoは最初のバッファリングが多少遅いけど、あとはほぼ問題なし
・SpotifyやAmazon Musicの音楽ストリーミングはほぼ問題なし
・文字が多いニュースサイトやTwitterの閲覧もほぼ問題なし
・画像がやたらおおいショッピングサイト(Amazonなど)はきつい
….ので十分普段遣い出来る速度であり、低速モードではデータ量を消費しないのでお得で安心。
以下でY!モバイルとUQの特徴をピックアップしています。
どちらが一方的に有利ということはありません。条件が良いのはY!モバイルですがその分基本料金はUQより若干高いです。
同一名義ですでにY!モバイル契約があるとかUQ契約があるなら、同じにしたほうが絶対有利です。
Y!モバイルの特徴
- Yahoo!プレミアムが無料(ヤフオク利用や雑誌読み放題が利用できる、Yahoo!ショッピングやPayPayモールでのPayPay付与率加算)。
- キャリアメールがある(@yahoo.ne.jp、フリーアドレスの@yahoo.co.jpとは違います)。
- 複数回線契約するのであれば安くなる(1,188円割引)
- 着信転送と着信お知らせは無料。
- 迷惑電話対応、割り込み通話は別料金が必要。これらを両方付加すると月額は3,608円になる。
- 低速モードはデータ量超過時のみで任意に切り替えができない。
UQの特徴
- 基本料金は15GBで2,788円とY!モバイルより安い。
- 実用レベルである低速モード(UQでは節約モードという)にアプリで任意に切り替えができる。もちろん通常モードにもすぐ戻せるので、低速モード常用しておけばデータ量は気にしないですむ。
- 留守番電話、迷惑電
- 話撃退、割り込み通話、三者通話にはセットで別途440円/月が必要。これらのために440円/月の電話きほんパック(V)を追加すると、月額は3,228円/月となりY!モバイルとの差は50円になってしまう。
- 他社なら無料のキャリアメールが有料(220円/円)。
まとめ
iPhoneを買うなら、間違いなくApple Store Onlineかアップルストア実店舗でSIMフリーを買う。
キャリア契約をする場合でアップルストア実店舗に行けるなら、アップルストア実店舗でキャリア契約するキャリア価格より安いSIMフリーモデルの価格からさらに割引になるのでめっちゃお得。
キャリア契約しないならApple StoreのSIMフリーにY!モバイルかUQである
次回
iPhoneを買うときのお得な買い方を説明してきましたが、次回はAndroidについて説明していきます。AndroidはiPhoneのようにシンプルではありません、販売店の言われれうがまま….という方も多いかもしれません。店員に口車(ごめんなさい)に載らないためにも基本的な知識が必要です。