スマホを買おう!でもiPhoneは嫌だ!でもAndroidはいろいろ種類が多すぎてよくわからない。そんなときに安心して使えるのはAndroid OSを開発したGoogleが設計して販売しているGoogle Pixel 5aです。
Android OS開発メーカーが作ったスマホだけにOSのアップデートも保証が明記されているなど、作りっぱなしでOSのアップデートがあるないかわからないものとは違います。
スマホ歴12年以上の筆者がおすすめする安心して使えるスマホです。
Google製スマホの歴史
多少なりともインターネットを使う人であればGoogleの名前を知らない人はいないと思います。
なんといって検索エンジンの会社として知られていると思います。ネットで検索することを「ググる」などといいますよね。
スマートフォンOSのAndroidが開発されたのは2008年9月のことです。
このAndroidが搭載されたGoogleのスマホの最初はGoogle Nexus OneというHTC社のOEMによるもので2010年1月に発売されました(日本発売なし)。
その後2015年6月発売のNexus 6Pに至るまで8機種を世に送り出しました。2015年はNexusの最後の年となったわけです。
明けて2016年10月にGoogleはNexusシリーズに代わりPixelシリーズを発売しました。最初はPixel / XLというモデルでした。そしてPixel / XLを入れて8機種目、最初のNexus Oneから数えると13年目の16機種目となるのが今年8月に発売された最新機種Pixel 5aです。
Google Pixel 5aの特徴
Pixel 5aはSIMフリースマホなので、インターネットのGoogleストアから51,700円(税込・送料無料)で購入できます。
唯一キャリアとしてはソフトバンクが扱っていますが、あえてソフトバンクからPixel 5aを買う理由はなくて、筆者はSIMフリーモデルをGoogleストアから買うことを推奨します。
カメラが優れている
もはやスマホの通信機能が主役なのか、スマホのカメラが主役なのかわからないくらいになっているのがスマホのカメラ。
Google Pixelシリーズは「Pixel」という名前が表すとおりカメラ(と画像処理)に定評があります。
単にセンサーのサイズとかピクセル数(XXXX万画素)やレンズだけではなく、AIを駆使した美しい画像処理でも素晴らしいものがあり、まるでミラーレス一眼でとったようなボケ味を出したり、ポートレートモードで自撮りすると、あとからGoogleフォトアプリを使って、自撮りした顔をAIが認識して人の顔以外をぼかしたりできます。そのボケ方はまさに一眼カメラ。
このあたりは他のAndroidではちょっと難しい芸当です。
この難しい芸当が簡単にできちゃうことがPixelの素晴らしさです。
常に最新のAndroid OSが使える
なんせAndroid OSを開発しているGoogleが開発・販売しているAndroidスマホです。
世の中のどのメーカーのAndroidスマホより最新版のOSが使えますし、GoogleのAndroidに手を加えて自社スマホに載せているものと違って、OSの安定度は相対的に高くなります。
他社ではそのスマホでいつまでアップデートが提供されるのか明言しているところは少ないですが、Googleは全て明言しています。
モデル | Android バージョン アップデート提供保証期限 | セキュリティ アップデート提供保証期限 | 電話またはオンラインによる サポートの提供保証期限 |
---|---|---|---|
Google Pixel 5a | 2024 年 8 月 | 2024 年 8 月 | 2024 年 8 月 |
Google Pixel 5 | 2023 年 10 月 | 2023 年 10 月 | 2023 年 10 月 |
Pixel 5aは2021年8月に発売されているので3年間はアップデートが提供されることが保証されています。
2020年10月に発売されたPixel 5は3年後の2023年10月までOSのアップデートが提供されることが明らかになっています。
現在はAndroidは11ですが、このこの秋にはAndroid 12が提供される予定で、2022年にはAndroid 13が出ると思われPixel 5aも追従してくれるわけです。うまくいけば(間に合えば)Android 14も載るかもしれません。
デザインはシンプルだが実用的
ガラス素材でピカピカ背面のスマホ(落としたら割れそう!)、背面がつやつやの綺麗な光沢のあるスマホ(うわ、指紋がベタベタ目立つ!)などに比べるとGoogle Pixel 5aは地味です。
一見樹脂製に見えるボディの素材は、一体成型のアルミニウムでつや消し仕上げです。
つや消しなので、指紋は目立たないしツヤツヤボディと違って滑りにくいのもメリットです。
見た目は地味で全く派手さはありませんが、凄く実用的なデザインです。
実にシンプルな背面で、GoogleのGロゴが入っているだけ。
左上の四角い黒い部分がカメラで超広角と広角(メインカメラ)が搭載されています。
その右下の丸い部分が指紋認証のセンサー。昨今画面内指紋認証が増えていますがPixel 5aは背面のセンサーを使います。
指紋認証は認識率はとても高くてなおかつ高速であり、たいていの画面内認証よりずっと高速で安定して認識します。
指紋認証の精度の良さと速さは筆者が今まで使ったスマホの中でもピカイチです。
筆者は昔サイドボダンにセンサーを内蔵したXperiaでエライ目にあったことがある(認識率が非常に悪くて参った)のですが、Pixel 5aは全く問題なし。
フロントカメラ(インカメラ)は通常は画面上部のど真ん中に丸く空いていますが、Pixel 5aは左上の目立たないところにあります。
画面を見ると上端にパンチホール(カメラ穴)があるので気になって仕方ない人も多いでしょう。なくすわけにはいかないのですが、左端にくるだけで随分存在感が薄れます。
ましてiPhoneのような切り欠き(ノッチ)はブサイクで大嫌いだという人も多いようなのですが、これなら妥協できますよね?
デザインは全体的に地味ですが実用性を考えられたよく出来たものです。
何度も言いますが、地味なデザインですが飽きない実用性の高いデザインです。
高コストパフォーマンス
Google Pixel 5aはGoogleストア(オンライン)で、税込み51,700円と価格的にミドルレンジの上位的な感じで、iPhone 13の半額くらいです。
しかし、使いやすさも半分かというとiPhone 13 miniを持っている筆者からみても使いやすさは負けず劣らず優秀で、このあたりはさすがGoogle純正だと思わせます。
操作ガイド内蔵
たとえば他のスマホではあまり見かけない操作ガイドも内蔵されています。
設定画面の上部に「Pixelガイドを見る」というのがあって使うコツなどを紹介してくれます。
一番上の「基本操作を学習」をタップすると通知の表示を始め操作の基本をアニメーションで教えてくれます。
Androidはメーカーにより操作や設定に違いがあり、一社で何モデルも出しているメーカーだと機種間も統一性にかけるようなものザラにありますでさらに話がややこしい。
他の人にたずねてもメーカー色を出すための独自機能なんてのはそのメーカーあるいはその機種のユーザーでないとわからないことも多いです。
機種による操作や機能の差が大きいAndroidではGoogle Pixel 5aのこうしたガイドを見るとAndroidに慣れている筆者でも目から鱗の部分もあります。
バッテリーのもちが良い
性能的にはミッドレンジの上位にあたり、CPUはSnapdragon 765G、メモリは6GBでストレージは128GB。バッテリー容量も4680mAhと非常に大容量のものを積んでいます。
筆者がGoogle Pixel 5aを使ってみての経験からいうと、よほどで無茶な使い方をしない限り1日でバッテリーを使い切るのは無理だと思います。
使っていないとき、スタンバイ時のバッテリー消費が大きなスマホもありまして、大容量バッテリーであるにも関わらず使っていないのに減りが大きいというのもザラです。
Google Pixel 5aは使っていない時のバッテリーの減り具合は非常に少ないのも特徴です。
朝起きて100%でそのままメールだけチェックしてポケットに入れて昼になってもまだ98%なんてのは普通でした(インストールしているアプリや設定で変わりますのでご注意)
おサイフケータイ対応
もちろん日本市場に出すのですから、SIMフリースマホでありますがちゃんとおサイフケータイ(Felicad)に対応しています。
モバイルSuicaは複数枚モバイルSuica+1枚のモバイルPASMOに対応している、TYPE1のモバイルSuicaです。
まとめ
安いものでは中華スマホの2万円台、高いものだと20万円を超えるものもあるAndroidスマホですが、Android OSの開発元であるGoogle純正のスマホPixel 5aは、ミッドレンジの上位スマホであり、非常にコストパフォーマンスが高い。
Google純正だけあってAndroid OSのバージョンアップは2024年8月まで保証されている。OSのバージョンアップ提供予定があるかどうかすらわからないメーカーが大半のなかで安心度高し。
カメラ性能は抜群で、特にポートレートモードで撮影すると、撮影後にGoogleフォトアプリのAIで商店部分やライティングを調整できる。特にポートレートで人物を撮ると、背景のボケを事後に調整できる。
大容量バッテリーは、普通に使えばとても1日で空になるようなものではない。朝フル充電しておけばモバイルバッテリーなしでも丸一日安心して使える。
価格は51,700円とミッドレンジでだが、パフォーマンスも良く安心して使えるスマホである。