自分の天職が何かわからない?自分の天職を見つけよう!

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世の中には「天職」と巡り会えて充実した人生を送っている人と、天職にめぐりあえず放浪したり諦めたりして気づいたら高齢者という人がいます。後者のことを「天職難民」というそうでありますが、今回は「天職」について考えてみましょう。

この記事でわかること
天職とは何か、天職が見つからない人の特徴、どうすれば天職を見つけられるのか。

天職とは?

天から授かった職業。また、その人の天性に最も合った職業
出典:goo国語辞典(小学館 デジタル大字泉)

哲学的な定義はともかくとして、現実的には下記のベン図のようなものだと思います。

この手の図をみたことがある人は多いと思います。

職業コンサルティングの導入部などでよく使用される図です。

みなさんが普段会社でしている仕事の多くは「労働」(=「できること」∩「稼げること」)だと思います。

お金にならないけれど、やっていて楽しいし自分にはできる(練習すれば出来るというのも含まれます)というのは「趣味」。

出来るかどうかは別にして、自分がやりたいことと稼げることが重なるのが「夢」です。

筆者が思うに「天職」というのは「好きなこと」を「出来る能力」がありそれで「稼げる」ことではないでしょうか。稼げるの裏には「ニーズがある」のが大前提です。

天職が見つからない人

自分の天職が何かを理解している人は幸せですが、そうでない人はかなり多いと推察します。

  1. 苦手なことに必要以上に時間を費やしている。石の上にも三年を拡大解釈して、嫌なことでも我慢して続ければ得られるものがあると信じている。
    そんなことがあるわけないです。例外もあるでしょうが、嫌なことはいつまでたっても嫌であり仕事だからやっているだけであり、それが天職になりようがありません。

  2. 趣味や好きなこと・好きなものと仕事をごっちゃに考えている。つまり、趣味や好きなこと・好きなものが仕事になれば最高に幸せと誤解している。
    以前当ブログで例にとりましたが、蕎麦打ちが好きで友人に振舞って褒められるからといって、いい蕎麦屋になれるわけではない、それは全く別の次元の話、ということです。

  3. 目先の条件等で仕事を決めている。
    条件は非常に大事ですし生活を成り立たせるにためには必要な給与があります。ただし、給与だけを狙うとブラック企業にハマったり、高残業で自分の時間がとれないどころか体力をすり減らしたりして犠牲が大きい割には、金以外は何ものこらない虚しい状態になります。

ほかにもあるとは思いますが、大きいのはこんなところです。

天職を見つけるには?

いきなり否定するようですが、天職は見つけるものではないと思います。

天職は就職情報サイトを見て転がっているようなものでないのは理解しているでしょう。それでも「巡り合う」という意識が捨てられない。

天職は、その仕事が楽しくて給与や待遇とは無関係に充実感を得られ、いくら続けていても疲れを感じないくらいに没頭できる、そしてもちろん生活の糧を得られることです。

そもそも天職は見つけるものではなく、若い頃からの積み重ねで自然に作られているのですが、それにいつ本人が気づくかなのです。

<天職に気づくためのヒント>

・その仕事をずっと続けていて疲労は感じても苦にはならない。
・この仕事は若い時からこつこつ積み上げてきたことが生きているのでやっていてとても楽しいしやりがいがある。
・収入を意識せず、とにかくその仕事が楽しい。
・その仕事以外に、やりたいことが思いつかない、これが最適だと思える。
・その仕事で生活に困らないだけの糧が得られる。

これらに当てはまる仕事であれば自分にとっての天職だと言えるでしょう。

逆に言えば、これらに当てはまるようなことを積み上げあるいは発見すれば良いわけです。

言うは簡単、行うは難しではあります。

賞味期限のある天職もある
研究職ではなく技術職の場合は要注意です。筆者は大学時代からコンピュータのソフトウェアとハードウェア開発に従事しており、就職後もかなりの歳までシステム開発に従事しそれが天職かと思った時期もありました。しかし「技術は日々進歩」し「自分の頭は日々老化」します。結果としてその技術職現役としては賞味期限がありことを自覚しましょう。

技術職の場合はその技術を直接操ることにこだわると天職を見失います。

まとめ

これぞ天職!なんて仕事に早々簡単に出会えるわけがない。

天職とは「好きなこと」「出来ること」「稼げること」が全て成り立つ仕事。

天職はめぐりあうものではなく、若い頃からのつみかさねの成果に気づけるか気付けないかである。

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