再就職のみならず、人生いろいろな場面で自己アピールが必要になる場合があり、そのときに大切なのはどれだけ自分の強みを客観的に捉えているかということです。今回は誰にでもできる簡単な方法を伝授します。
自分の強み
ここでいう強みは技術や知識における強みではなく行動や性格における強みです。
弱みはすぐに思いつくかもしれませんが、強みを5つ挙げなさいと言われると途中で黙ってしまう人が多くありませんか?
筆者は現役時代に採用面接をしたこともありますし、昇格面接の面接官経験もあります。採用面接でも昇格面接でも面接官が聞く定番質問というのがあります。採用面接での鉄板質問は「志望動機」であり「当社を選んだ理由」であり「この仕事に応募した理由」です。
鉄板質問のもう一つは「あなたの強みを5つ(いくつでもよいけど)述べてください」というものです。
面接官が期待している答えというのは、「ITのセキュリティに詳しい」「日本史にめちゃくわしい」とかではないのです。それは「特技」であって「強み」とはいえないことに注意してください。
特技は勉強や練習で上達するものですが、強みは生来の性格やこれまでの人生で培われてきた行動パターンなどが深く関わるもので、職場が変わってもそう簡単に変わるものではありません。
診断テストで強みを知ろう
強みとは他の人に比べて自分のほうが主に行動面で優れているといえるところです。個人評定でいえば、業績評価と行動評価とあるうちの後者のほうです。リーダーシップを発揮するというのはその典型かもしれません。
私事で恐縮ですが筆者が後述するサイトでテストして得た結果の強みの5つのポイントを一言で表すと次の5つでした。
第三者がどう思うか知りませんが、自分を振り返ると実によく表現できていると思います。
30分ほどかかりますが、次から次へと質問に答えていくことで5つのグッドポイント、すなわち強みを診断してくれます。
これは職務経歴書などに強みとして書き添えることができる内容です。
診断結果で出てきたものは、筆者の場合ですと「信頼関係重視」のように性格的なものもありますが、「バランス重視」などは長年の管理職業務で培われてきたものだと思います。
採用面接でなくてもこうした強みを意識して仕事をする・プライベートの活動をすることでその強みは自然に他人につたわり、それを核として頼られるようになります。
まとめ
自分の強みを述べよというのは採用面接の鉄板でもあるのだが、今の仕事や活動を進めていくための重要なコアでもある。
そのコアを認識して活動することで、他人はそのコアを信頼して自然に集まってくる(頼られるようになる)。