ミドル必読:定年まで管理職だった人が、再雇用・再就職で地獄をみないためには己を知れ!

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定年ギリギリまで管理職だった人は、再雇用や再就職で地獄をみるという記事を書きました( 2021年7月26日)。そうならないための方策のひとつは実務能力を上げることですが、実はそれ以前に大切なことがあります。それは…..。

この記事わかること
定年まで10年を切ったら、冷静に自分を振り返り定年後の再雇用・再就職で地獄をみないための回避策がわかります。

以下で紹介することは、定年になってからでは遅いです。少なくとも定年10年前(多くは50歳)前後、そして5年後の55歳前後でもやってほしいことです。

再雇用・再就職で地獄を見ない人とは?

定年その日まで管理職だった人は再雇用すると地獄を見る!」で地獄を見る人はどういう人かは書きましたが、では地獄を見ない可能性が高い人はどういう人でしょうか。

実務力がある人

シニア〜高齢者(65歳)前後の方に読んで抱くことを念頭に記事を書いていますが、中でも皆様からのアクセスが桁違いに多いのがこの記事です。

定年その日まで管理職だった人は再雇用すると地獄を見る!

実務能力のない元管理職は新人より始末が悪い
・実務スキルに乏しい、下手すればEXCELやWORDすらまとに扱えない人もいる
・何か実務仕事を頼むと、やり方を事細かに教えなくてはならず逆に手間がかかるので頼みたく無い
・来年はいないかもしれない再雇用・高齢者従業員を誰が真面目に育成なんかするものか

実務能力の無い元管理職は邪魔者以外の何者でもありません。

あなたが実務能力のない還暦すぎた人をあてがわれた部門の課長だと想像していください。

  • OfficeどころかPCも満足に使えない、でも自分の部署にはPCを使わないでできる業務はほとんどない。
  • 今更PCを指導する工数の余裕はメンバーにはないし、仮に教えても来年いないかもしれないので無駄だろう。
  • 人生経験・管理職経験は長いから口だけは達者で、一言いうと十言ほど返ってくる。
  • 何も仕事を与えないと、やたらメンバーの仕事に管理職みたいに口を挟んできてマネジメントを妨害する。
  • なんでこんな奴を再雇用したんだ!クソ人事め!と叫びたくなる。

夜も寝られなくなるかもしれませんし、下手すれば心を病んじゃうかも。

人間力の高い人

OfficeソフトやPCなどを扱ったりする実務基本能力に欠けていても、人間関係の構築には秀でており、人と人とを繋ぐのが一際上手な人であればかなり有望です。

  • その人がいるだけで従業員の表情が明るくなり仕事が捗るように見える。
  • 従業員に悩みがあっても、その人に相談すれば解決はできなくても、光明が見えてくるようで明るくなる。

居るだけで価値があるこのような人材は会社もちゃんとわかっているので定年前から何かの手を考えて活躍の場を提供してくれるはずです。

履歴書や業務経歴書には書き表せないスキルであり、ごく短時間の面接などでは面接官にはなかなか通じにくいところでもあります。

このような人は、管理職現役時代からとても人望の厚い人で、部署の壁を越えて頼られる人だったはずです。

滅多にいない人材ではありますが、会社勤めが長いと先輩にこういう人が一人くらいはいたのではないでしょうか?

地獄を避ける第一歩は己を知ること

職務経歴書をつくる

転職するとか再就職するとか関係なく、筆者が以前からお薦めするのが己を知るために「職務経歴書」を作ってみようということです。

職務経歴書で重要なこと:

  • 所属した部署の規模・役割と、自分のミッション
  • 具体的な成果(数値化できるものは数値化)
  • 部下の成果は管理職である自分の成果
  • マネジメント職として心掛けたこと(具体例)

これを新しい順番から時を遡って書いていくわけです。

技術職など専門的な職種であれば比較的書きやすいですが、雑多な業務が多い事務職は結構書きにくいと思います。

考えるポイント:
自分は商品であり、再雇用先・再就職先は商品を買うクライアントである。

自分という商品のスペックや特徴を細かく記述したのが職務経歴書であり自分のカタログです。単にこんなことをしてきたのだよという振り返りではありません。

クライアントは貴方の職種の履歴(総務を4年やったとか)を知りたいのではなく、貴方にどんな能力がありどういう実績を上げてきたかを知りたいわけで。その能力が自社の求めるものにフィットするかどうかを判断するのです。

職務経歴書を白紙からつくると碌なものはできないので、然るべきガイダンスが必要です。おすすめしたいのはリクナビNEXTです。登録して履歴書はもとより職務経歴書はテンプレートが用意されていて、前述のようなポイントを押さえて作成することができます。

別に登録したから転職応募しなくてはいけないわけではなく、登録したことが今の会社に知られたくなければ現所属会社(あるいは親会社なども)ブロックすることができます。応募するまでは実名などは企業に知らされませんが、業務経歴などを見ればわかる人にはわかると思います。

自分の強みを知る

また、7月25日の記事「自分の強みを簡単に客観的にとらえる方法」で紹介した「自分の強み」を知るのも重要です。

リクナビNEXTに登録してグッドポイント診断をやりますと、30分くらいかかりますがグッドポイント5つが説明とともに出力されます。

採用面接の面接官をやったことがある人はわかるとお思いますが「あなたの強みはなんですか?」と聞くことがありますね。これは、自分自身をどれだけちゃんと捉えているを知りたいのと、本当に強みを知りたいということです。

ここで「かけ蕎麦を30秒で食べられることです」といったマサカな答えをする人はいないと思いますが、もし本当にそんなことをいうとその場は受けるかもしれませんが間違いなく不採用です(笑)。

ともあれ、自分でわかっているようで実はわかっていないのが「自分の強み」です。

リクナビNEXTのサイトで診断を受けることができます。
リクナビNEXTは登録しても営業電話とか一切かかってこないので安心です。

リクナビNEXTに登録して、ログインしたトップページ(マイページ)の一番下のほうに大きなアイコンがあると思います。

リクナビNEXT内で上記のでかいアイコンをクリックすると診断に飛びます(上記の画像にはURLリンクはありません)。

それからどうすれば?

職務経歴書を作り強みをしって、今度は自分が採用側の立場になって今から10年後このような経験と実績と強みがある人を欲しがる企業はあるだろうかと考えるわけです。

50歳から10年あれば自分に磨きをかけて、自分という商品の商品価値を上げる努力をするわけです。チャレンジングに仕事にとりくみ成果を上げる、勉強して資格を取るなど十分な時間があります。

ぜひ50歳になったら職務経歴書を作ってみて、グッドポイント診断をうけて商品価値向上に繋げてください。

そのためにはリクナビNEXTはいい道具です。
無料ですし、営業電話なども一切かかってこない(メールはきますけど)ので使わない手はありません。

ミドルエイジで本気転職を考えるなら、まずリクナビNEXTで職務経歴書を作ってグッドポイント診断を受けてから、転職/複業/起業のカウンセリングを受けるのも手だと思います。

座して定年を待つだけではあっという間におじいさんです!

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