趣味が本当に全くなにもない人というのは少ないかと思います。自分では趣味とは思っていなくても他人から見たら立派な趣味もあります。会社を離れてからの人生では趣味が主役になります。そして主役は一本足打法で趣味はこれだけではことによると悲惨な人生になるかもしれません。
今回はいずれ会社人間ではなくなることを考えての趣味のバリエーションの話です。
定年後を語るWeb記事には、定年後に楽しめる趣味を持とうとさらりと終わっていることが多いのですが、実はそんな簡単は話ではないのです。
バリエーションの必要性
わかりやす所では「旅行が最大かつ唯一の趣味」で他に好きなことはないとしましょう。
しかし今般のコロナ禍のように突然何らかの理由で旅行ができなくなることもあります。
そうすると会社を離れた人間になってからの唯一の楽しみを奪われてしまうことになります。
そんなときに例えば自宅にこもっていても出来る趣味、読書などがあると救われます。
趣味のバリエーション
人数視点
まずは人数視点です。
1人でも出来る趣味、すなわち、典型的なのは読書とか映画鑑賞とか。
複数名で楽しむのはスポーツ系やゲーム系に多いです。サッカーをやるのが好きとか、サバゲーが好きだとか。
コロナ禍の中では複数でないとできないのは厳しいので1人でも出来る趣味が重要になります。
さらに1人でも出来る趣味は他人の予定は関係ないので、事情さえ許せば夜中でも楽しめます。
場所視点
次は場所の視点です。
自宅内で出来ること、読書や楽器(ドラムとかでかい音のものでスタジオが必要なのは別)、画を描くとか。
屋外でないと出来ないことは、自転車(スポーツバイク)、ゴルフ、風景写真撮影、旅行とか。
その中間が自宅以外での屋内でやること。ジムでの運動・トレーニング、卓球等々。
費用視点
その趣味を楽しむのにかかる費用での視点です。
費用がかからないか比較的安くで済むもの、典型的なのは読書とか(何かにつけ読書がでてきますね)。
初期投資はかかるけど、それ以降はまあそんなに費用はかからないであろうもの。例えば楽器演奏など。最初に楽器を買うのにお金がかかりますが、それ以降は趣味程度で楽しむならあまり費用はかかりませんね。
趣味を楽しむたびに費用がかかるもの。旅行がその筆頭です。スポーツでもゴルフでコースに出るとか、スキューバダイビング(実は昔やっていたことがあります)とか、結構その度に費用がかかりますね。スポーツだから安くで済むわけではない。
三次元マトリックス
以上の三要素を軸に考えます。
人数・場所・費用をX軸・Y軸・Z軸とした三次元座標を考えて、それぞれに2通りくらいのバリエーションを組み合わせることを考えましょう。
もっとシンプルにするにはとりあえず費用は横において人数と場所でもいいでしょう。
考えていけば星の数ほどでてきますので、今思いつく例だけを入れてみました。
1人 | 複数 | |
自宅 | 読書 楽器(独奏) | 楽器(バンド) |
自宅以外の屋内 | ジムトレーニング | 卓球 バスケットボール |
屋外 | 釣り 一人旅 自転車(スポーツバイク) | 釣り 旅行 自転車(スポーツバイク) |
それぞれの枠の中で費用グレードで何種類か掲げるといいと思います。
ではお前はどうなのだ?
とりあえず支障なさそうなものだけをあげてみましょう。
1人 | 複数 | |
自宅 | 読書 映画鑑賞(ネット配信) EWI(楽器) キーボード(楽器) バイオリン(楽器) 音楽鑑賞 ブログ書き | facebookでの友人との交流(リアル世界での友だちです) |
自宅以外の屋内 | ジムトレーニング 映画鑑賞(劇場) 博物館めぐり | 語学学習(今はやっていないけど) 昔はビリヤード(ポケット)にハマった |
屋外 | 一人旅(国内/海外) 風景・街写真撮影 街歩き | 若い頃はダイビングもちょっとやったけど 家族旅行 妻と街歩き |
恥ずかしいですが、筆者は運動音痴でありまして子供の頃から複数名でやるスポーツは大の苦手でした。野球・ソフトボール・バレーボールとか論外でした(笑)。
ですから複数で屋内外でやるスポーツは筆者の趣味リストには存在しません。
自宅に人をあつめてワイワイってのも苦手というか好きではないので、友人をあつめてゲームとかやるというのもありません。
まあ、良い年のオッサンが誰かの家にあつまってゲームに興じるというのもいかがなものかと思いますし迷惑です。やるならオンラインでしょうか。
PCやネットゲームはもう長らくご無沙汰しています。昔一番はまったのはHALF LIFEでしたね。あれは懐かしい。
基本的に他人とワイガヤが苦手なので、どうしても1人趣味が多くなりますが、1人趣味であれば自宅・屋内・屋外で安上がりから毎回お金のかかるものまでいろいろあります。
Steam:Half-Life (steampowered.com)
さあ、マトリックスをつくってみよう
まずは横軸に「1人」「複数」、縦軸に「自宅」「自宅以外の屋内」「屋外」の6象限にわけて、自分の趣味を書き入れてみましょう。
そして色をかえて今はやっていなけどやってみたことも埋めてみます。
これで各象限で費用に応じて、費用があまりかからないもの、ある程度費用がかかるものについてわけると現実的になります。
一つの象限で複数の趣味が書き上げられれば貴方の会社人間離脱後の生活はバラ色でしょう。気にすべきはお金と健康だけ。
会社人間である間はなかなか趣味のバリエーションまで頭がまわりませんし時間もさけません。
それでも若いうちから趣味のバリエーションを増やす努力をするのは重要です。
努力しないと趣味のバリエーションは増えません。
Good Luck!