定年・再雇用終了後はポンコツオヤジにならないために家事を仕事とみなそう

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定年あるいは再雇用終了し新たに仕事に就かないと毎日が日曜日になります。そこで待ち受けるのが「家事」の分担でしょう。ろくに「家事」もできないと「ポンコツで役立たず」になってしまいます。

家庭経営は会社経営と同じ

2022年3月16日(水曜日)のNHKテレビ「あさイチ」のテーマ。

「夫婦関係がうまくいく!イマドキ”○○”夫婦に聞いてみた」

番組に出てきた例は、現役労働世代の方々であります。

その中のあるご夫婦の例。

妻が夫に風呂掃除を頼んだ。その時に渡したのがハンドスプレー式の風呂洗剤。妻が風呂場の様子を覗きに行くと、風呂中泡だらけになってハンドスプレー1本を使い切っていた。

他にも家のことは何もしない。

何か頼むと「よくわらかない」と夫が所在なく答える。

この状況に妻は次のように対応したそうであります。

それ、仕事場で言える? 何か仕事の依頼をされて『俺、それちょっとわかんないから』とは言えないでしょう?やり方がわからなければ聞いて取り組むでしょう?そうやって覚えていかないとどんどんポンコツになっていくよ。

妻はかつて会社員としてバリバリ働いていた経験から、家庭を一つの会社経営するように、夫婦をビジネスパートナー(共同経営者)としてとらえるようにしたそうです。

妻はCED、夫はCFO(財務担当)というわけです。

定期的に会議(「FT」=夫婦タイム)を開き、家族からのクレームや買ったものなどに対するレビュー、違いの状況や希望などを話し合います。

この夫婦のポイントは「妻が会社員としてバリバリ働いていた」ということでしょう。

夫は放置するとポンコツジジイになる

先の例はこのままだと夫がポンコツになって、妻として付き合いきれないという危機感から家庭改革に乗り出したわけです。

さて、このブログをお読みいただいている定年前後の男性諸君はどうでしょうか?

以前、当ブログでこんな記事を書きました。

会社勤めしなくても良くなったのに、我が夫は何もしないでゴロゴロしている。

このままだとぶくぶく太ったボケポンコツになっちまう。
やだやだ、そんなのに付き合えない!
いっそ別れて身軽になったほうが自分の人生が楽しい!

私が妻の立場なら間違いなくそう思います

夫婦が家庭という会社の共同経営者だとしたら、こういう関係ではビジネスパートナーが成立しないのは、ビジネス経験がある人なら誰でも理解できると思います。

妻と夫は共同経営者

共同経営者は違いに異なる領域に得意分野を持つ二人が、違いの弱点をおぎなうことで経営を成り立たせるわけです。

ホンダが今のようなグローバル企業になったのは「本田宗一郎」だけではなく「藤沢武夫」が居たからです。

技術の本田、経営の藤沢だったのです。

定年になったか否かは関係なく、妻と夫は家庭という会社の共同経営者です。単に給料を持ち帰るだけではないということを覚えておく必要があります。

ただし会社経営と違って、違いの得意分野をサブ担当としてもこなせる能力が必要です。

夫は家事全般をある程度できなくてはなりませんし、逆に夫が得意な日曜大工や電気器具の扱いなども妻は多少はできなくては困ります。一方的に夫が家事をできるようになれば良いというのは不公平です。

そして何よりも相手の領域のおける相手の仕事に尊敬の念を持ち、それを口や態度に表すことが大切です。

まとめ

妻と夫は「家庭」という会社の共同経営者である。

違いに得意分野を活かしながら、なおかつ違いの得意分野をサブ担当としてこなせる能力を身につけるべし。

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