通勤定期券がなることのサイドエフェクト

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サラリーマンをリタイアすると無くなるのが通勤定期券。リタイアでなくてもサラリーマンからフリーランスになっても通勤定期券は無くなります。40年以上使ってきた通勤定期券がなくなって改めて感じたサイドエフェクト。

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通勤定期券のお得状況

首都圏の場合、JR線の通勤敵機割引率はかなり高く、路線にもよりますが11日〜12日以上往復乗車すると元が取れてしまいます。

距離6ヶ月定期券片道運賃得になる月当たり
往復乗車回数
JR線東京-大宮30.3km561円80,620円12回
京王線新宿-高幡不動29.7km325円65,610円17回
東京メトロ中野-西船橋30.8km314円49,310円14回
都営地下鉄西高島平-目黒26.5km377円70,100円16回

通勤定期券の割引率には結構差があります。

JRは特に割引率が高いです。
私鉄の場合は会社により異なりますが、ここでは一例として京王線で見てみました。

得になる月当たり往復乗車回数

区間により変わると思いますが、JRは月12回、週当たりなら3回以上往復すれば元がとれます。

私鉄の場合はもう少しシビアで京王線の場合は新宿-高幡不動では月17回、週当たりでは4回でも元がとれない、週5回のフルタイム勤務でないと元が取れません。

リタイアでなくとも昨今リモートワークが多くなっている仕事だと、会社によっては定期券支給をとりやめて出社した日数分だけのIC運賃を支給するところが出てきると聞きます。

定期券のメリット

言うまでもなく月当たりの合計運賃がお得なことです。

それ以外に区間内であれば乗り降り自由というのがあります。

ただし通勤の場合は事故発生時の労災の問題があり、生活に不可欠で合理的な途中下車以外では労災が認められず、治療費自己負担(健康保険利用)になります。大きな事故だと治療費だけではないので注意が必要です。

定期券の区間が長いほど途中下車のチャンスが多くなるのは自明の理であり、仕事に関係ない休日の利用だと定期券のメリットはとても大きいです。といっても、休日によく出かける方向と通勤方向が逆だと無意味ですが。

定期券が無くなるサイドエフェクト

通勤定期が支給されない身になって感じたこと。

◼️事実:

電車を使って出かけるとどこへ行くにも運賃がかかり、これが結構馬鹿にならない。特に現住居が郊外なので都心までの運賃は安くない。

◼️気づかなかったこと:

交通費がバカにならないので都心へ出なくなってくる。

冷静に考えて、リタイアしたサラリーマンが仕事をしていないのに週3回以上コンスタントに都心に出かけるとは考えにくいので、常識的には毎回SuicaのSF(Stored Fare、チャージしてある金額)乗車するほうが金銭的には間違いなくお得というか支出削減になります。

しかし、ここから先が人間の心理の不思議なところ。

定期券は半年分先払いすればあとは都度支出は発生しません。

しかし、SF利用で都度Suica支払いだと、自宅が都心ならともかく郊外に住んでいて都心に出るのに往復すると1,000円以上かかると心理的圧迫感が出てきます。

冒頭の例の大宮-東京だと往復1,122円ですから週1回・月5回でかけると5.610円ですから、心理的な圧迫感を感じるわけであります。

半年に一回くらい10万円の宝くじが当たれば定期券を買えば良いですが、そんなうまい話があるわけもない。

FP的アドバイスは間違いなく定期券不要という結論になるはずで、それは筆者も100%同意できます。

しかし、毎回千数百円の交通費が出るというのはちょっとひるんでしまうのもサラリーマンリタイア組としては心理的にアルアルなのではないでしょうか。千数百円というと休日のゆとりランチくらいの価格だと思います。

財布のゆとりか心のゆとりかという究極の選択かもしれません(おおげさ!)。

定期券を買わないことで財布のゆとりを得られるが、心のゆとりが厳しくなる。
定期券を買うことで財布のゆとりは厳しくなるが、心のゆとりが得られる。

すごく大袈裟に書いていますが、リタイア組の心境でもあります。

悩まずとも経済優先にすべきなのは自明の理ですが、なんか心理的に納得できない。

葛藤があります。

大都市の郊外に居を構えるリタイア組の皆さんはいかがですか?

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