いわゆる失業手当(正式には「基本手当」)を受けるためには前回の認定日から次回認定日前日までの間に2回以上の求職活動実績が必要です。これを簡単に稼ぎなおかつ実用的なのが窓口での職業相談です。
職業相談とは?
過去何度も書いていますが、職業相談とは文字通り窓口の係員(カウンセラー)に就職に関して諸々の相談をすることです。
・履歴書の書き方や添削
・職務経歴書の書き方や添削
・自分の希望や経験から希望する職種・業界の求人状況を知る(ハローワークでの求人状況限定です)
・特定の求人案件について、年齢制限や男女制限、応募状況(年代や性別、人数)を教えてもらう
・自分の経験と求人状況からどういう職種や業界がよさそうかのヒントをもらう
・履歴書提出時の添状の書き方
・マイハローワークでの自分の望む条件での検索方法(分かりにくいので筆者も職業相談で聞いたことがあります)
とにかく、これが一番実績作りへの近道です。
相談内容はできるだけ具体的に
最初にうちは曖昧な相談でもいいですが、いつまでの曖昧な相談をしているとやる気を疑われます。
相談内容がいちいち記録されているとも思いがたいですが、認定回数を重ねても「どんな職種が向いているか?」とか聞いていると「あんた、やる気ないよね!」と思われてしまいます。貴方が相談を受ける側になったと想定してみれば容易に想像ができるはずです。
職業相談でこんな案件ありますか?と聞いてもいいですが、ハローワークには自分で調べられるようにPCがありますし、自宅でもマイハローワークを使って調べることができます
質問のおすすめは「具体的な求人案件」について以下の要件を満たすようなことを聞くことです(60歳以上の方の場合は特に)。
・年齢制限(60歳以上NGとか65歳以上NGとか)があるか?求人希望に年齢があっても法律上オープンにはできないので、年齢制限は聞くしかありません。
・男女制限。年齢制限と同じ意味合い。
・応募状況(人数、年代分布、性別の割合)
年齢制限は若い人には通じませんが、60歳以上の人あるいは60歳前後の人には十分通じます。
企業によっては契約社員の更新限度が60歳なので60歳以上の雇用は不可という場合もありますが、年齢制限はおおっぴらにできないので聞いて初めてわかる内容なので、本気で応募したい案件であっても事前に確認が必要です。
公務(国家公務員や地方公務員[バイト・パートを含む])は年齢制限や性別制限がないため競争率が高いのが実態です。霞ヶ関の国関係の庁舎で仕事をするようなものであれば、ビルにもよりましょうがその省庁の職員食堂でランチを安く済ませることができるかもしれません。
公務(事務)とにかく人気が高く1人の求人に対して数十名が応募するのが常のようです。
まとめ
求職実績作りは認定日の認定後に職業相談をすることで、次回認定日までに必要な2回の求職活動実績のうち1回にカウントされる。
求職実績は職業相談が現実的であり、それも実際にマイハローワークでこれは!と思う求人案件について、年齢制限や男女制限(表に出せないだけで実際には存在する場合が多い)を聞いたり、応募状況をきくのが良い。それでいくぞと思ったら紹介状を貰って応募すれば良い。